「飛行機」

飛行機を知ったのは身体が大きくなってから

 

僕は瀬戸内の島で生まれ島で大きくなったのです

島では15歳まで生活していました

島で空を飛んでるのはカラスか海鳥です

人間が作った飛ぶものは一つもありません

島では飛行機という言葉は一度も使ったことがない

もし、飛行機に関わることがあったとしたら・・・

島のはるか上空を通過する飛行機しかありません

飛行機ではなく・・・飛行機雲です

白い一本の線を見ただけ

 

島には進駐軍がたくさん来ました

彼らは船で来たのです、上陸用舟艇にのって

ジープに乗って町の中を走っていました

上陸用舟艇、ジープはよく見ました

飛行機で来て落下傘で島に降りてもいいのに

そんなことは一度もしませんでした

だから飛行機は一度も見たことないのです

 

中学を卒業すると東京に出てきました

寝起きをしたところは羽田空港の近くだった

時々空港に行って飛行機を見た…

これが飛行機を意識した最初だと思う

 

日曜日には空港のラウンジで何時間も飛行機を見てた

滑走路を走りながら飛び立つ姿

上空から機体を滑らかに下げながら地上に降りてくる姿

見てるうちに、飛行機に興味を持つようになった(笑)

 

気持はそのうち、いつか飛行機に乗ってみたいなー

気持はそのうち、飛行機に乗るぞと気負った

そんな気になって10年後・・・?

飛行機に乗ったが・・・何も起こらなかった

ワクワクもしなければ、ドキドキもしなかった

ただ、離陸するときちょっと変な気になった

上空で耳がツーンとした記憶がある

 

呼吸法で健康になりましょう、寝る前に気持ちよくお腹で息を吐く。

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