「小さなフラグメントから(完)」

たつこ姫の神通力

 

たつこ姫は竜神(りゅうじん)とも呼ばれてる

竜神は水の神様・・・水の神様は水を自由に操れる力を持っている

田沢湖の水を蒸気にして上空で温度を調節して

雪、雨、霰(あられ)、雹(ひょう)にする

 

近年は水だけでなく風も自由に使うようになった

風と水を一つにして風水力なるものを操る

 

たつこ姫が竜になって東の空に舞い上がると

東の風が吹くそうである・・・

この風を地元では東風(だし)と呼んでる

東風が吹くと雨が降る・・・

ちょうど田植えの時期に雨を降らせる(雨は恵みの雨)

 

恵みの雨で育ったイネが秋には実をつける

秋田でとれたお米は「あきたこまち」と呼んでいる

今ではコシヒカリに負けないブランド品になった

おかげで民は生活が豊かになったのである

 

この業(わざ)は神の仕業・・・たつこ姫の神通力である

このようなことを、老婆が延々と語った

 

最後にもう一つ話をした

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」・・・

イネは実を熟するほど垂れ下がる・・・これを見て学べと

謙虚になりなさい、人格を磨きなさい。

なるほど・・・学びます

 

呼吸法で健康になりましょう、寝る前に気持ちよくお腹で息を吐く。

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