「ながぐつ」

昨日は激しく雨が降りました

久しぶりに長靴(ながぐつ)を履いて仕事に出かけました

“わたし”と“ながぐつ”はすごく仲がいいんです

強い絆で結ばれています・・・

雨の日は・・・お互いは相思相愛の仲です

 

男女に喩えると・・・

わたしが男でながくつが女です

ながぐつを履いた時は若い男性と女性が恋愛してる状態です

 

二人の馴れ初めはですね

わたしが瀬戸内の島で育った環境と関係があります

1950年(6才)ころから1960年(14才)ころ

 

両親の間に生まれた私の家の隣におばあちゃんが住んでいました

我が家とお婆ちゃんの家は繋がっているようなもんです

よくお婆ちゃんところに遊びに行ってたんです

遊びに行く・・・と言うのは島では生活と同じです

おばあちゃん所でご飯を食べたり、風呂に入ったりです

ときどきお小遣いももらいました

 

お婆ちゃんは下駄屋を営んでいました

島の下駄屋の商品は下駄が主役です

2枚歯の下駄、草履型の下駄、丸形、角形いろいろありました

運動靴も島では主商品の一つです、革靴は隅の方にあります

私が好きな下駄は桐の下駄です(笑)

 

下駄屋の商品の主製品に運動靴があります

子供は運動靴と決まっています・・・学校の決まりだったと思います

今ではスニーカーと言ってますが・・・

私にとってスニーカーは運動靴です

 

運動靴が出てきたら次は革靴ですね

革靴を履くのはお金持ちのおっさんだけです

島の多くのおっさんの仕事はミカン業か造船業です

このおっさんが革靴を履いているのを見たことはありません

島では革靴はあまり売れないのです

 

終戦後に子供を産んだ親は貧しい時代でした

貧しい人には革靴は似合いません

似合うのはながぐつです

ながぐつは飛ぶように売れました

下駄屋の商品で見逃せないのが“ながぐつ”です

 

明日に続く

 

呼吸法で健康になりましょう、寝る前に気持ちよくお腹で息を吐く。

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