「ひと呼吸」

今日も呼吸を考えてみます

昨日は「ひと息」でした、今日は「ひと呼吸」です

 

ひと呼吸は

一回呼吸をすると書きます

大事なことをやる前にひと呼吸する

ひと呼吸することで、気持ちを落ち着ける

ひと呼吸することで、緊張を和らげる

ひと呼吸は・・・平常心を取り戻す

 

こんな意味もあります

相手と自分の距離、

相手と自分の空気、

二人の間を取り持つ「間」です

 

能の稽古では、

謡(うたい)は声を出している時ではなく、息継ぎが大事

仕舞(しまい)は止まっている時間が重要といわれます

 

お茶の稽古でも、

所作をしていないあいだ、どこに心を置くか

と言ったことが大事です

 

能もお茶も無いものをただ「無い」とするのではなく

無いところに心を配ることが肝要です

無いところに生まれるのが「間」です

「間」はそれを感じ取る相手がいることで成立する

 

さて核心に触れていきます

人間とは「人」と「間」を合わせた言葉です

『人』は、人と人が支え合っていることを表し

『間』は、関連性、コミュニケーションの意味です

 

コミュニケーションが成り立って人間らしく生きられます

「間」とは、ほかでもない呼吸のリズムのことでもあるんです

 

間が合うとは、

二人の呼吸のリズムが自然に一致することです

間が合う・気が合うとは・・・息が合うこと

すなわち、心が通じ合うことをいいます

気は心と言うでしょ、これです

 

ひと呼吸は・・・使えます

 

呼吸法で健康になりましょう、寝る前に気持ちよくお腹で息を吐く

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