「一隅を照らす」

寺院の本堂の奥には必ずローソクが置いてあります

ローソクの本分は周囲を照らすことです

暗がりを明るくするのが役割です

 

仏教ではこのローソクをある象徴として捉えている

何の象徴かというと・・・智慧の象徴です

暗闇を照らす、ローソクの灯りは闇夜の光である

 

なるほど、ローソクの灯りを思ったら浮かんできた言葉が

「一隅(いちぐう)を照らす」

 

天台宗の開祖である最澄の名言です

「国の宝とは何者ぞ、宝とは道心(どうしん)なり

道心ある人を名づけて国宝と為す

故に故人曰く、径寸(けいすん)十枚是れ国宝にあらず

一隅を照らす此れ即ち国宝なり」

 

道心:仏を信じる心

径寸:金銀財宝

一隅:ほんの片隅

 

国の宝というものは仏を信じる心です

金銀財宝じゃないよ・・・

みんなが気がつかない片隅で

社会を照らしているような人が国の宝です

 

それぞれの立場で精一杯努力する人はみんな

何ものにも代えがたい大事な国の宝なんです・・・と

 

自分が置かれた立場でベストを尽くすことが大切です

そう思うと・・・なんだかやる気になれます

 

一隅を照らす・・・いいね

 

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