「奢ってくれた同級生」

同級生の勇と30年ぶりにあった

勇とは島から東京に一緒に出てきた

15歳で島から出て40歳くらいまで

行き来してたが、僕が携帯をなくしてから

連絡が取れなくなり・・・30年がすぎていた

 

6月2日に島の同級生オサムに電話する

世間話をした後、「勇の携帯わかるか?」

勇の携帯を聞くのは何度目かな?

1年に1回オサムに電話して聞いたとして

約30回は勇の携帯を聞いたことになる

 

オサムが答えた

「勇の弟がちょっと前に死んだんよ

葬式の時、勇に電話番号を聞いたけん」

 

オサムに勇の携帯を教えてもらう

聞いてすぐに、勇に電話した

二人の会話

僕:イサムさんですか・・・トシロウだけど、わかる?

勇:トシロウか、わかるよ

僕:何やっとんなら?

勇:引っ越しの準備よ

僕:どこに引っ越すんなら?

勇:団地よ

 

僕:どうしたん? 息子にやって貰えばええじゃないか

勇:息子は女房のとこじゃけん

僕:意味がわからんわい

勇:離婚したんよ

 

僕はここで思案した

いきなり「引っ越し」、「離婚」・・・

これはやばい・・・と

 

僕は行動に出ました

今から行くから・・・と

勇が住んでる最寄り駅「上高井戸」へ行った

改札で待っていた・・・すぐに分かったね

 

ずいぶん奢ってもらったな

俺が金がない時は勇のところに行って飯をご馳走になった

カツ丼ともりそばのセットは美味しくて満腹感いっぱいだった

勇の手持ちが少ない時はカレーライスだった

 

キョトンとしている

そんなこと覚えていない

 

人の気持ちってずいぶん違うんだと思った

喫茶店で2時間も話しちゃいました(笑)

 

別れ際に

秋田大吟醸「刈谷」を渡したら

勇がにっこり笑った

こいつは酒が好きなんです

 

呼吸法で健康になりましょう、寝る前に気持ちよくお腹で息を吐く

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