「文殊菩薩の鋭き利剣は

あらゆる無意味な理論戯論を絶ち切り

覚りの母と呼ばれる般若菩薩の梵文ご真言は

人を調え正しく御する釈尊の尊い師であり

 

般若菩薩はチクという梵字真言を象徴種字とし

文殊菩薩はマンという梵字真言を象徴種字となす

この梵字真言はあらゆる教えを含む秘密の聖なる語」

 

この詩は空海の「般若心経秘剣」の冒頭に出てきます

般若心経は、般若菩薩だと誰もが思います

しかし、空海は最も大切な偈に文殊菩薩を登場させた

興味を持ちますでしょ・・・意味深だね

 

文殊菩薩が・・・般若心経を解く鍵を握っているね

それを知った私は、秘めた真意に近寄ってみたくなる

近寄りたいが「般若心経秘剣」は読んでいないのです

そこで推測ならぬ・・・憶測をしてみた

 

文殊菩薩は智慧を司る仏です

物事の本質を見極める力を持ち

頭のキレはピカイチ、頭脳明晰の智慧の仏

 

「３人寄れば文殊の知恵」・・・

文殊菩薩は智慧の菩薩であるのは誰もが認識しています

般若菩薩は覚りの母と呼ばれ、智慧の象徴としての仏様です

智慧を生み出す母体ということで仏母（ぶつぼ）とも呼ばれている

 

梵字のチクは般若菩薩で・・・尊い姿を象徴している

梵字のマンは文殊菩薩で・・・尊い姿を象徴している

チクとマンのつながりは尊い心「真心」である

 

文殊菩薩と般若心経を繋ぐ鍵は「真心」と「智慧」です

文殊と般若を慕い敬うと・・・悟りへと導いてくださります

一心に文殊と般若の真言を唱えるといいよ

続けていると神の智慧が授かる・・・と

 

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