「生命への畏敬」

シュバイツァー博士の続きです

彼の「思想と実践」のもとになる考えを見つけました

心と行動の源泉は「生命への畏敬」です

生命の存在を敬い大切にする意味です

 

生命があるものには、生きようとする意志がある

生きる意志は、

自己を完全に実現しようとする意志である

この事実から

すべての人が自己の生きようとする意志を大切にし、

同時に、他の生命も尊重しなければならないと考えた

 

すごいでしょう

自分だけでなく他人も含めてです

自己と他者、

生命あるものとの共存を目指す考えです

 

アフリカでの医療活動はその実践だったのです

彼の行動を裏付けるのは

幼い時の体験です

同級生と取っ組み合いの喧嘩をした

相手を組み伏せた時、

相手の少年がシュバイツァーに言った

「俺だって、お前の家みたいに

肉入りのスープを飲ませてもらえば負けやしないんだ」

 

これを聞いた彼は心に激しい衝撃を受ける

同じ人間なのに、

なぜ自分だけが他の子供と違って

恵まれた生活をしているのか・・・と

 

貧富の差を初めて認識し、子供心に苦しんだそうです

この時の苦しみが、その後の生き方を決定づける

重要な喧嘩だったのです

 

21歳の時、

「30歳までは学問と芸術を身につけることに専念し、

30歳からは世のために尽くす」と決意する

30歳で医学を学ぶ

これは、キリストが30歳から布教活動を始めたことから真似た

38歳の時、医学博士の学位を取得する

医学の博士論文は「イエス・キリストの精神錯乱」

 

「イエス・キリストの精神錯乱」

何を書いたんだろうね、興味あるね

彼はさらに前へ前へ進みます

41歳の時、「生命への畏敬」の概念にたどり着く

この考えが世界平和の訴えとなって活動するのです

場所は医療に困っているアフリカです

 

献身的な医療奉仕活動が評価されて

1952年、ノーベル平和賞を受賞

 

彼の好物は風月堂のゴーフルです

彼を訪れるときはゴーフルを持参するのが通例ですって

 

呼吸法で健康になりましょう、寝る前に気持ちよくお腹で息を吐く

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