「間と魔」

「間は魔に通ず」・・・

明治時代に活躍した歌舞伎俳優「九代目市川団十郎」が

言ったのを、教え子、六代目尾上菊五郎が伝えたとして

日本の伝統芸能の世界で今も生きる言葉である

 

六代目いわく、

「踊りの間(ま)というものに二種ある

教えられる間と教えられない間だ

教えてできる間(ま)は、間(あいだ)という字を書く。

教えてもできない間(ま)は、魔の字を書く」

 

「私は教えて出来る方の間を教えるから、

それから先の教えようのない魔の方は、

自分の力で探りあてることが肝腎だ」

 

なるほど、これは言い得て妙、納得です

芸の世界でも「間」が大事だと

教えることができない間は魔だ

 

これは弟子の努力次第

一に練習、二に練習、練習あるのみ

なんでもそうですが、練習が大事です

 

呼吸も同じです

呼吸の「間」は生きる上で役に立ちます

 

例えば、阿吽の呼吸・・・

「阿」と「吽」の間が大事なんです

この「と」が「間」です

これは教えられないから自分で掴みなさい

とは・・・言えないよね(笑)

 

「と」は・・・「気」です

気は・・・・気が合う意味です

気は息・・・息が合うです

お互いの息がぴったり合う

仕事をする上ではこの間合いは大事です

 

「間」(ま)というものは、

魔法のような効果をもつ場合と

魔物のような働きをする時もある

魔法のようだと・・・仕事は成果が出る

魔物のようだと・・・仕事はさっぱりです

 

呼吸は面白いね!

 

呼吸法で健康になりましょう、寝る前に気持ちよくお腹で息を吐く

お気軽に日記へのご感想をお寄せください

日記の感想を送る
アーカイブ