「黒い手帳」

昨日の続き

今一度11月のカレンダーを見つめた

余白の力強い一本の線はアメリカ・ロスアンゼルス滞在のしるし

秋に行く旅は春の旅に変わったため…線だけが残った

 

力強い一本の線を凝視した・・・

1分、2分、3分・・・そっと目を閉じる

額に浮かんできたのはロスの青い空

アパートにあるプールサイド・・・

ビーチチェアに寝そべってる姿が浮かぶ

白いテーブルには「海辺のカフカ」が無造作に置かれてる

 

目にはレイバンのサングラス

サングラスの奥の目は前で寝そべってるビキニのおばさんをみてる

腰にだいぶよけいなものがついてる・・・と思いながらみつめてた

自分の腰に目を移すと他人のことは言っていられない・・と反省した

昔を想像したら魅力的な腰が浮かんできた・・・昔は良かったね

ビキニの裸体から目を離して…視線を遠くに移した

 

遠くの空は青く澄んでいる

強い日差し、乾いた空気

肌に心地よい感触

 

耳にはイヤホンが・・・

聞こえてくるのはゲット・アップ・ウィズ・イット

マイルスが奏でるトランペットのけだるい音色が流れてくる

また頭に浮かんできた(マイルスの言葉が)

 

「オレの未来は、毎朝起きたときにはじまる」

(僕)それがどうした、あたりまえだろ(と心の中で呟いた)

 「オレは楽な生き方には興味はない」

(僕)あまりに力強い言葉にたじろぐ

「必要なのは才能じゃない、練習・練習・練習それだけだ」

(僕)なるほど…納得(マイルスと僕は手を握つた)

 

昼下がりの幻想…ロス時間12時28分過ぎ       

 

呼吸法で健康になりましょう、寝る前に気持ちよくお腹で息を吐く。

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