「妖怪」

2013年最後、東北の旅。

新幹線に乗って一路北へ北へ・・・

 

車窓から外を見ると銀世界、

冬だね、

東京では味わえない世界、

心を洗うには絶好のシチュエーション

目的地に向かって汽車は走る・・・goodです

 

東北の旅に欠かせないのが、車中にある雑誌トランヴェール

いつもの、萩原浩さんのエッセイ、

今年最後・・・そう思うと力が入る

タイトルは「妖怪、雨女」ときた・・・

 

おいおい、俺は心をきれいにしようと思ってるんだよ

妖怪はないでしょ・・・言ってもはじまらない

心が汚れるのを覚悟で読んだ

 

恐ろしいね、作者は妖怪を知ってるんですって

妖怪は作者のお母さんだった・・・

 

「あるとき何を思ったか、父が母をプロ野球観戦に誘い、夫婦で出かけた。

快晴の日だった、プレイボールの声がかかった瞬間、音を立てて雨が降りだし、

ピッチャーが一球も投げないうちに試合は中止」

 

「兄弟やいとこと子供連れで海辺に何泊かしたとき、二日目に母から連絡があった「私も行く」みんな蒼ざめた。こりゃー、まずいぞ。翌日、「もうすぐ着くわよ」母が駅から連絡をよこしてきた途端、空がにわかに曇り、落雷が・・・」

 

雨女は妖怪なんだ・・・ふーん・・・

 

妖怪を辞書で引くと、

天狗、一つ目小僧、海坊主、河童、雪女・・・化け物

やばい・・・とっさに息を吐いた

息をととのえて車窓に目を移すと銀世界。

 

Have a nice trip.

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